インコを逃さない為にはどういう事に気を付ければいいの?
インコを誤って逃してしまった場合、運良く飼い主さんの元に無事に帰って来れる場合もありますが、これはかなり稀な事だと思います。
その他には、元々インコを飼っていた人に拾われて、拾ってくれた人の家で無事に暮らしている場合もあります。
拾ってくれた人が警察に届け出てくれて、警察で保護されている場合もあります。
このような場合は、とても運が良かったのではないでしょうか。
大抵の場合は、捕食、餓死が多いと思います。
ペットとして生活をしてきたインコは、野生の世界で生きていくことは困難な場合が多いです。
なぜかと言うと、野生の世界でどうやって生きていくのかを誰にも教わっていないですし、外敵も多いです!
ペットのインコは色変わりも多く、派手な色で目立ちやすいので狙われやすいです。
万が一、野生の世界で生き残れたとしても、今度は侵入種となってしまいます。
糞の問題、騒音問題、漏電事故などの問題を起こして、周辺に迷惑をかけてしまいます。
家族として大切に育てていたインコが悲しい思いをしないように、日常の生活の中で気を付けていきましょう。
放鳥するとき編み戸や窓は開けない
当たり前の事だと思いますが、普段は気を付けていても、たまに忘れてしまったりするかもしれません。
ですが、1回閉め忘れたことで、2度と愛鳥に会えなくなる可能性があります。
一生のお別れにならないように、放鳥するときは必ず戸締まりを確認してから放鳥するようにしてください。
クリッピングをする
クリッピングとは、インコの羽を切ることです。
切って良い場所は、基本的には風切り羽の外側から5枚までです。
クリッピングをすると、切らないときよりは飛べなくなります。
万が一、窓や編み戸を閉め忘れていても、外に勢い良く飛び立つことは無くなりやすいです。
だからと言って、窓や編み戸を開けっぱなしにはしないで下さい。
クリッピングをしたインコを万が一逃した場合は?
万が一クリッピングをしたインコを逃した場合は、早く見つけてあげないと捕食されるリスクが高いです。
なぜかというと、目の前に外敵が居てもクリッピングをしているので、うまく逃げられないからです。
マンションなどの高い階層のベランダや窓から逃がしてしまうと、クリッピングをしていて上手く飛べない子は、そのまま落ちていってしまう可能性もあり、落ちたことにより怪我をしてしまうか、最悪の場合、落鳥してしまう場合もあります!
クリッピングをしたインコを逃した場合、遠くに行かないので見つけやすい場合がありますが、捕食されやすかったり、高い場所から落ちてしまう事で命の危険があるので気を付けてください。
ナスカン、ドアストッパー
ケージから逃走しやすい子は、ナスカン、ドアストッパーを必ず付けるようにしてください。
日光浴でケージを外に出す時などは、ケージの扉がちゃんと閉まっているか確認しましょう。
さいごに
インコを1度外の世界に逃してしまうと、見つけることはとても大変です!
特に、クリッピングをしていない状態だと勢い良く高く遠くの方まであっという間に飛んでいってしまいます!
インコが居る場所が分かっていても、高い木の上やマンションの屋上など、とても届く場所ではありません。
その点ではクリッピングをしていた方が保護しやすいという利点はありますね!
ただし、クリッピングをしていると体の自由が効かないので、カラスや猫などの外敵に狙われたときに、上手に逃げることができません。
クリッピングをしているインコを逃したときは、外敵に狙われる前に早めに保護してあげる必要がありますのでその点は注意してくださいね!