インコのくちばしが伸びてしまう原因は? | インコやオウムの色々な事 + 川崎病 子供 blog

インコのくちばしが伸びてしまう原因は?

インコのくちばしが伸びてしまう原因は?

インコは、エサや野菜を食べるときなど、普段の日常生活の中でくちばしを使う事で、自然にくちばしが削れていきます。

そして、寝る前にやることが多いと言われている、自分でくちばしをジョリジョリ削ってくちばしの形を整えるケアをしたり、かじり棒や止まり木をくちばしでカジカジとかじる事で、くちばしのケアやストレス解消をして、くちばしの伸びすぎをインコ自身が自分で防いで管理をしています。

なので、体が健康的で、普段の生活環境で特に問題が無い場合は、自分自身でくちばしの管理をするので、くちばしが伸びすぎてしまうということはあまり無いことだと思います。

では、どういう状態、環境だと、くちばしが伸びすぎてしまうということが起こるのでしょうか?

様々な病気の可能性

くちばしが伸びてしまう理由の1つとして、様々な病気の可能性があります。

肝臓疾患の場合、肝臓で作られる「ケラチン」という成分がくちばしの原料になるので、肝臓疾患がある場合は、症状がくちばしに現れやすいそうです。

そして、栄養障害がある場合もくちばしに異常が現れやすいです。

普段の食事は栄養に気を付けてバランスの良い食事をあげましょう。

殻付きのシードかペレット、青菜や緑黄色野菜、カトルボーン、ボレー粉、塩土、適度な量のおやつなどです。

また、「疥癬(かいせん)」という病気にかかると、くちばしが異常に伸びる場合があります。

疥癬は、トリヒゼンダニというダニが、インコの体に寄生する病気です。

ダニがくちばしに寄生すると、くちばしが異常に伸びてしまい、エサが上手に食べれなくなったり、くちばしが歪んでしまったりします。

そして、とても痒がってくちばしをケージの網や止まり木にこすりつけたりします。

早めに治療をしないと、くちばしが元の形に戻らなくなってしまうこともありますし、痒いことはインコにとってもストレスになるので、気づいた時点で早めにインコが診れる動物病院に連れて行くようにしましょう。

くちばしを使ってかじる機会を多くする

普段の食事は、殻付きのエサをあげましょう!

むきエサは栄養が少ないので、日常的にあげていると栄養不足になります。

そして、殻を剥く作業が無いので、くちばしを器用に使う機会や、くちばしが自然に削れる機会が無くなってしまいます。

特別な理由が無い限りは、殻付きのシードかペレットをあげましょう!

そして、普段の生活の中で止まり木やかじるおもちゃをカジカジすることでも、くちばしが伸びすぎてしまう事を防いでいます。

ケージの中に、プラスチックの止まり木しか置いていない場合は、自然木の止まり木に変えると良い影響があると思います。

プラスチックの止まり木では、カジカジしてもうまく削れない場合もありますし、健康面、環境面で考えた場合でも、自然木の止まり木の方が良いです。

ケージを購入したときに最初から付いてくる均等の太さの止まり木ではなくて、自然の木の枝をインコ用の止まり木にしたもので、均等の太さではなく、少しでこぼこしていたり、二股に別れていたり、自然の木の枝なので色々な形の止まり木があります。

そういうものは、脚の健康面でも、インコの精神面でも、くちばしの面でもインコにとってプラスになり、良い影響を与えてくれる可能性があります。

そして、かじり棒、カトルボーン、木のおもちゃなど、くちばしでかじる物をあげてみましょう!

日光浴も、健康なくちばしを維持するうえで大事な事です。

日光浴不足になるとビタミンD3が不足して、インコの骨格形成、くちばし、爪、メスの場合は卵に異常が出てきます。

日光浴はインコの健康維持に欠かせない事なので、定期的に日光浴をしましょう!

この時、ガラス越しではなく窓は開けて、直射日光は避けて下さいね!

まとめ

インコのくちばしが伸びてしまう原因は、

  • 肝臓疾患、栄養障害、疥癬など、病気の可能性がある。
  • ケージの中の物がプラスチックの物が多く、かじる機会が少ない、かじるおもちゃや自然木が無い。
  • 日光浴不足、栄養バランスの良くない食事。

でした!

普段から、栄養バランスに気を付ける、ケージの中を清潔にする、カジカジできるおもちゃや止まり木を与える事が大事ですね!

病気を予防するためにも、毎日のお世話をしっかりしてあげて、健康的な生活をさせてあげましょう!