インコが羽繕いをする意味や羽繕いをする時の気持ちは?
インコにとって、羽繕いをすることは毎日の日課になっていると思います。
ふとインコを見てみると、熱心に羽繕いをしている姿を何度も見ることがあるかもしれません。
放鳥の時間に手に乗せてみると、すぐに羽繕いを始め出す子もいます。
そして、肩に乗せてもまた羽繕いをする…
1日何回羽繕いをするんだろう?と気になるくらい、よく羽繕いをしていますよね。
では、羽繕いをしている時のインコはどんな気持ちなのでしょうか?
羽のお手入れをしている、リラックスしている
人間は毎日朝起きたら、歯磨きをして、顔を洗って、髪の毛をとかして…と身だしなみを整えますよね!
インコが羽繕いをすることもそれと同じようなことで、羽をキレイに整えているんです!
インコはとってもキレイ好きなんですね。
そして、羽の根本には油が出る場所があり、尾脂腺(びしせん)と言います。
その油を羽繕いをして羽に塗ることで、水を弾きやすくなったり、体の体温を守ってくれていると言われています。
水浴びをする時に、お湯で水浴びをすると尾脂線から出ている羽の油が取れてしまい、それによって体温調節が難しくなり体調を壊してしまうんですよね。
そして、羽の状態が良くないと、飛ぶ時に上手に飛べなくなってしまうので、羽の向きが違っていたり、脂粉で羽が汚れているのをキレイにして、コンディションを整えているんですね。
そして、羽繕いをしている時は精神的にとてもリラックスしている状態と言われています。
羽繕いはインコの毎日の日課ですが、自分の管理が自分でできるということは、心身共に健康的という事なのではないでしょうか。
心も穏やかな状態で安心して過ごせているのだと思います。
体調が良くないときは羽繕いをしている余裕は無く、辛そうに羽を膨らませてケージの隅っこでじっとしていることが多くなってしまいます。
羽繕いは毛引き症と間違えやすい?
羽繕いは毎日欠かすことなく頻繁にしているように感じますが、しょっちゅう羽繕いをしていると、もしかしてこれは羽繕いではなくて毛引きをしているの?と心配になってしまう事がありませんか?
そんなときには、毎日のスキンシップの時間に手に乗せてナデナデをしたりすると思いますが、その時に健康チェックとして、優しく羽をめくったりかき分けたりしながら、全身の羽や肌の状態をチェックするのが良いと思います。
地肌が不自然に見えている部分がある場合は、毛引き症の可能性があるかもしれません。
くちばしを止まり木やケージに擦り付けたり、足踏みをするような行動をとったり、羽を抜くというよりは、むしったりちぎったりして痒がっているしぐさを見せるようなら、ダニが原因の疥鮮(かいせん)の可能性があります。
羽の形がおかしかったり、脱羽が激しくて地肌が見えていたり、頭の羽が抜けている場合はPBFDの可能性があるかもしれません。
毛引き症の場合は、自分のくちばしで羽を抜くので、頭の羽を自分で抜くことはできないです。
なので、体の羽は自分で抜くことで少なくなりますが、頭の羽は健康な時と同じフサフサの状態のままなはずです。
頭の羽が抜けていないかチェックしてみてください。
毛引き症でも、他の病気でも、自力で治すことは難しい事がありますので、様子が心配であれば1度病院で診てもらうようにしましょう。
まとめ
インコが羽繕いをする意味や、羽繕いをする時の気持ちは、
- 羽のお手入れをしている。
- リラックスしている。
- 羽繕いをしょっちゅうしている場合は健康チェックとして、優しく羽をめくったりかき分けたりしながら羽と肌の状態をチェックしてみる。
- 様子が心配な場合は1度病院で診てもらうようにする。
でした!
羽繕いをする事には色々な意味があったんですね!