入院2日目、次女の幼稚園の準備や朝御飯を終えて、幼稚園バスを見送ったあと、すぐにその足でぴみさんのいる病院に向かいました。
ぴみさんのいるベットに行くと、ぴみさんは元気そうにしていました!
ウサギのように真っ赤だった目の赤みも少し落ち着いたように見えました。
ベッドの隣にある机には、健康チェックの紙がありました。
そこには、朝、37.5(確かそのくらいでした)と書いてありました。
そして看護婦さんが、
「朝は37.5℃だったけどさっき計ったら36.9℃でしたよ!」
と教えてくれました!
5日間もあんなに下がらなかった40℃の熱が…ガンマグロブリンと、その他の点滴や処置のお陰で、なんと朝には下がっていました!
本当に医療の力って凄いんですね…!
この点滴は、輸血をしてくれた方の免疫でできていると入院時の説明で聞きました。
ということは、輸血をしてくれた方のお陰でぴみさんが助かったという事になります。
この事を改めて考えたとき、本当に輸血をしてくれた方達には感謝という言葉しかなかったです。
輸血で人を救うというのはこういう事なんだと身をもって痛感しました。
そして、数十年前まではガンマグロブリンという点滴はこの世の中には無かったそうです。
この事実を知った時、ガンマグロブリンを開発してくれた方々にはやはり感謝しかなかったです!
この点滴のお陰で一体何人の方が救われたんだろう、うちの娘のように……
そして病気を見つけて下さった先生、そのほか、娘に関わってくれた先生方や看護婦さんには、感謝しきれないくらいに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
私は今まで生きてきて、入院をしたことは妊娠出産の時以外は1度もありません。
そして、次女も1度も入院経験はありません。
ぴみさんが入院をしなければ治らないような病気に罹り、入院生活や治療を間近で見てきて、入院する事はこんなに大変で辛い思いをいっぱいしないといけないんだと分かり、こういう思いをしている人が世の中にいっぱいいるんだと思うと、本当に悲しくなりますし、医療の力は偉大なのだと改めて痛感させられました。
そして、1日3回の病院食はまだ全部完食とはいかないけど、機嫌も良くなり、とりあえず一安心といったところでした。
そして2日目の朝に、今日も夜は一人で寝れるかな?と聞いたら
「全然大丈夫だよ!」
と言っていました。
本当はできればずっとぴみさんに付き添ってあげたい気持ちもあったけど、日常生活は待ったなしです。
そして、ぴみさんは8才なので24時間付き添いはしなくても大丈夫という事でした。
食材を買ったり、支払いをしたり、家の掃除や洗濯など色々な事をしないといけないし、妹の面倒や、旦那のご飯、お弁当、そして自分のご飯の時間、鳥さんの面倒など、やりたいことが多くありました。
なのでこの日も
「じゃあ明日の朝また来るね!」
と言って帰りました。
正直、川崎病の症状があるぴみさんの看病を5日間していたので私が疲れきっていたのと、少し1人でゆっくり休みたかったという気持ちもありました。
と言ってもすぐに次女は幼稚園から帰ってくるのですが…
そして、ぴみさんが入院することができ、治療の甲斐もあって体調が良くなってきたところで、今度は自分の体調が良くない事に気づいてしまいました。
偏頭痛持ちということもあり、疲れたときはいつも頭痛が出てくるのですが、今回も頭が痛い…
そして体にも違和感があったので、念のために熱を計ってみると、37℃台の微熱でした。
5日間の看病からくる疲れと、入院治療をしてぴみさんの様態が良くなってきたことによって張っていた気持ちが緩んだのか、今度は私が体調を崩したみたいです。
鏡で自分の顔をふと見てみると、右頬に普段の生活では中々見られない大きな吹き出物ができていました。
やっぱり肌にも来たか…
この吹き出物は1ヶ月くらい経ってやっと治ったのですが、そのあと治った場所にシミができてしまい、いまだにそのシミは消えていません💧
この時期は肌荒れも酷くなりましたが、妹のお世話もあるし、常備薬を飲んでなんとかやり過ごしました。
そして夜になり、ぴみさんは家にいなくて寂しいけど病院からは特に連絡もないし、何事もなく過ごしているだろうと思い、今日の夜はやっとゆっくり眠れると思っていました。