インコが老鳥になったら気を付けることは?
インコは、老鳥になると今まで当たり前にできていたことができなくなっていきます。
なにか今までと様子が違うな…と思ったとき、インコの年齢を気にしてみてください。
もしかしたら、老鳥になったことが原因かもしれません。
老鳥になったときは、何点か気を付けることがあります。
今までと同じように育てていると、事故になってしまったり、生活がしづらくなってしまったり、無理が出てくることがあります。
何歳頃から老鳥になるの?
自分のインコが、老鳥になる年齢を調べておきましょう。
参考に下の4種類の老鳥になる年齢です。
セキセイインコ 8歳以降
コザクラインコ 8歳以降
ボタンインコ 8歳以降
オカメインコ 10歳以降
です。
人間で言うと、大体50歳位です。
このくらいの年齢になってきたら行動などの様子を見て、ケージの中の作りが危なそうだったり、無理があるようなら、過ごしやすいように工夫をしたり、バリアフリーにしていく事も考えてください。
老鳥になるとどんな行動をとるようになるの?
老鳥になると、
- 寝る時間が多くなる。
- あまり動かなくなる。
- おもちゃから止まり木などに移動するとき、ケージの中での移動がスムーズにできなくなる。
- 足を踏み外して落下することがある。
- くちばしの力が弱くなり、固いものが食べられなくなる場合がある。
などです。
ケージの中をバリアフリーにしていく
今まで通りの高い位置に、止まり木、エサ入れ、おもちゃなどを置いていると、踏み外してしまうことがあり危険です。
高い位置から落ちてしまうと、怪我や脳震盪に繋がってしまう事もあります。
前より動きが鈍くなっていたり、移動が大変そうだなと感じたら、ケージの中をバリアフリーにしてみると過ごしやすくなるかもしれません。
急激な環境の変化に注意!
インコは、元々環境の変化にストレスを感じやすい生き物です。
バリアフリーに変えるときも、一気に変えるとストレスになる可能性もあるので、少しずつ変えていくようにしてください。
今まで生活していた、見慣れた景色を残しておく方が、インコにとってはストレスが少なくてすみますよ。
バリアフリーってどうやるの?
バリアフリーのやり方は、簡単です。
止まり木やエサ入れを、移動がしやすいように、なるべく下の位置にします。
足が弱っている場合は、止まり木と糞切り網は外します。
ケージの底に、おがくずやキッチンペーパーなどを敷いて飼育をします。
または、雛の時に育てたようなケースで飼育をしても良いですね。
エサ入れは、下に置くタイプの物でも良いと思います。
おもちゃも下の方に付けてください。
三角ベットも、糞切り網に付く位の位置にします。
すべての物を、万が一インコが落下してしまっても大丈夫なように、怪我や、脳震盪を起こさない位の高さにしておきます。
老鳥の食事は?
老鳥でも、今まで通りの食事ができていれば、特に変える必要はありません。
老鳥になって、くちばしの力が弱くなり、今の食事が食べづらそうな場合は、食べやすい食事に変えていった方が良いかもしれません。
殻が付いていてむきづらそうな場合は、むきエサに変えてみる、柔らかい野菜をあげてみるなどしてみてください。
今は老鳥用のエサもあるので試して見るのも良いですね!
さいごに
気づいたら、あっという間におじいちゃん、おばあちゃんになっていく鳥さん達!
おじいちゃん、おばあちゃんになるまで一緒に生活が出来たことの嬉しさと、もう少しでお別れなのかな??と思う寂しさがありますね…!
最後の最後まで、しっかり面倒を見て可愛がっていきましょう!