カナリアと鉱山の歴史 | インコやオウムの色々な事+log

カナリアと鉱山の歴史

カナリアと鉱山の歴史

カナリアの歴史は、ヨーロッパを中心に飼い鳥として飼われてきました。

それは、綺麗なさえずり、色変わり、体の形など、見た目の綺麗さと美しいさえずりを楽しむ為で、スペイン、イタリア、ドイツのヨーロッパ貴族の愛鳥家に愛される鳥でした。

その後、途中からカナリアが大量に増やされた事で、値段が下げられるようになってきて、庶民にも普及されるようになったそうです。

この時から、ドイツの鉱山では毒ガスの検知としてカナリアが使われていたと言われています。

日本では、江戸時代から飼われていたようで、明治、大正時代にはカナリアブームが起こったと言われているほど人気がありました。

昔から、カナリアは綺麗な姿や美しい鳴き声で、世界の色々な国で人気があったのですね!

では、世界中の愛鳥家から可愛がられるほどの美しいカナリアが、どうして毒ガス検知のために使われるようになったのでしょうか?

呼吸器系が複雑な造りになっている

インコやフィンチは、元々呼吸器系が複雑な造りをしていてとても敏感な生き物なのです。

なぜ呼吸器系が複雑な造りをしているのかというと、いつでもすぐに素早く空を飛ぶ必要がありますし、酸素の少ない場所でも飛ばなくてはならないこともあります。

そして、空を飛ぶためにはエネルギーがとても必要なのです!

その事から、肺からは気嚢(きのう)という空気を入れる袋のような物が5つくらい延びていて、体中にその袋があるのです。

この肺や気嚢(きのう)が発達している事によって、体の中に素早く空気が取り込めるような造りになっています。

このような造りは、空を飛ぶためにはとても良い事なのですが、毒ガスなどの体に良くない空気を吸ってしまった時にも体に回りやすく、とても敏感に反応してしまうのです。

なので、鉱山や犯罪現場などの空気の危険な場所に人間が行く時は、毒ガス検知としてカナリアを連れて行き、普段は良くさえずるカナリアが鳴かなくなったり、意識がなくなると、ここは危ないと人間が察知して避難をする事が出来たのでした。

鳥好きな方がこの話を聞くと、カナリアが可愛そう、残酷な話だと思ってしまいますが、当時は毒ガス検知機のような便利なものは無かった時代ですし、人間の命を守るためにはこのような方法しかなかったのではないでしょうか。

私は、カナリアは鳥の中でも特に毒ガスに敏感だったから他の鳥ではなくカナリアが毒ガス検知に使われたのよ!と、おばあちゃんから小学生の頃に聞いた記憶があります。

このような理由や時代背景もあり、カナリアは毒ガス検知のために使われていましたが、1980年代に毒ガス検知機が開発され世に出てからは、毒ガス検知にカナリアを使うことは禁じられて使われなくなったそうです。

そして日本でも、毒ガス検知器が出回るまでは、鉱山に行く時や、戦場、犯罪現場にカナリアが使われていたそうです。

カナリアは、愛鳥家に愛される鳥としてだけではなく、人間を助けるための毒ガス検知としても使われていたんですね!

カナリアのお陰で多くの人間の命が助かったのであれば、それはとても凄いことだと思います。

まとめ

愛鳥家としては、毒ガス検知にカナリアが使われるなんてとても悲しい話ですが、昔の時代には鳥だけに留まらず、様々な動物が人間の犠牲になってきた部分はあると思います。

カナリアは、昔から色々な国の愛鳥家に愛されたり、毒ガス検知として人の命を助けたりと、実は人と深い関わりを持った鳥だったのですね!

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