インコの病気 脚気(かっけ)とはどんな病気なの? | インコやオウムの色々な事 + 川崎病 子供 blog

インコの病気 脚気(かっけ)とはどんな病気なの?

インコの病気 脚気とはどんな病気なの?

脚気(かっけ)という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。

脚気は別名、多発性神経炎(たはつせいしんけいえん)とも言われていて、雛の時期に多い病気です。

親鳥の栄養状態が良くない事で、雛に充分な栄養がいかなかったり、あわ玉だけで育てられたことによる栄養不足が原因と言われています。

脚気の症状は?

脚気は、ビタミンやカルシウムなどの栄養素が不足することによって骨格が成長できなくなる病気です。

骨格が成長できなかったことで体の体重を上手に支えてあげることが出来なくなるので、上手に歩くことができなくなります。

雛の時期にバランスの良い栄養を与える事が大事

脚気を予防するためには、栄養バランスに気を付けて、充分な栄養を与えることが重要です。

親鳥が雛を育てる場合は、親鳥の栄養状態によって雛の栄養状態も左右されますから、親鳥に栄養バランスの良い食事をあげてください。

殻付きシードの他に、ひまわりの種、麻の実、青菜、ボレー粉、カトルボーン、塩土、あわ玉、ブリーダータイプのペレットなどを普段より多めに入れてあげましょう。

人間が雛を育てる場合は、あわ玉のみで雛を育てる事はしないで下さい。

あわ玉のみで育てると、炭水化物以外のミネラル、ビタミン、カルシウムの栄養が常に不足している状態になります。

栄養不足によって、骨格がしっかりとできない事で、脚気になる確率が高くなります。

人間も、お米やパンなどの炭水化物だけで生活をする事は考えられませんよね?

インコにも、普段から炭水化物だけではなく、色々なおかず(青菜、ボレー粉、カトルボーン、塩土など)をあげてください。

雛の時期は、あわ玉とパウダーフードを混ぜてあげるのが基本です。

総合栄養食タイプのパウダーフードは、栄養バランスがとても良く、手軽にお店で購入出来るようになりました。

雛を育てる時は、あわ玉の他に必ずパウダーフードを準備してくださいね!

他に気を付ける事は?

栄養バランスに気を付けること以外にも、気を付ける事はいくつかあります。

パウダーフードをあげる時、水分が多すぎていないか注意してください。

水分が多すぎると栄養素が薄まって栄養不足になりますし、不必要な水分を多く取ることになります。

雛の月齢にもよりますが、基本的にはコーンポタージュ位の固さから、徐々に水分を減らして固くしていく感じです。

パウダーフードの水分量が良く分からない場合は、購入したペットショップの店員さんか、インコが診れる動物病院に聞いてみましょう!

そして、渇いたエサを1人で食べていたら、徐々に大人のエサに切り替えていく必要があります。

いつまでもお湯で練ったエサをあげないで下さい。

大人のエサは、殻付きのエサかペレットが基本です。

むきエサは栄養不足になるので、特別な理由が無い限り殻付きのエサかペレットに切り替えて下さい。

そして、副食(青菜、緑黄色野菜、ボレー粉、カトルボーン、塩土など)を必ずあげてください。

雛の時期は、保温にも気を付けてください。

体が冷えることで、エサを上手く消化吸収できずに栄養不足になる事もあります。

雛が、寄生虫や細菌に感染している事で、栄養が上手く吸収されずに栄養不足になる事もあります。

寄生虫や細菌に感染している事を早く知るためには、雛を迎えたその日に病院で健康診断をするのが良いと思います。

そして、骨に大事なことと言えば日光浴です!

直射日光に気を付けて定期的に日光浴をさせましょう!

様子が心配な場合は?

雛の様子が心配な場合は、早めにインコが診れる動物病院に連れていきましょう!

そこで適切な治療をして、これからどのようにお世話をすれば良いのか教えてもらうことが最善の方法だと思います!

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