右下にあるのが擬似卵です。1つ写ってないですけど全部で4つあります。
色々な種類のインコを家に迎え初めて数十年、ずーっと、本当にずっと気になっていた事がありました。
それは、インコが産んだ無精卵は食べられるのか?!!
今まで家に迎えたインコさんは、コザクラインコとセキセイインコが卵を産みました。
初めて産んだのはコザクラインコさんで、その時は初めてのことなのでまずは成長した姿を見られたことで嬉しいやら、だけど少し困惑もして、これは一体どうすれば良いんだろうと一瞬考えてしまいました。
コザクラインコさんは大事に大事に毎日お腹で温めていました!
ですが、コザクラインコさんが恋をしたのはオカメインコさんでした!
有精卵ではないので、気が済むまで温めさせてから、2週間から1ヶ月くらいで暖めるのを辞めてきたのもあり(記憶が曖昧なのですが多分そのような感じだったと思います)捨ててしまった記憶があります。
そして、なぜか捨てるときに罪悪感というかなんと言うか…捨てるのは可哀想、もったいない(食べられるのではないか?!)など、色々と複雑な感情があったのを今でも覚えています。
ただ、産んでから約1ヶ月も経っているので鮮度も良くないし、そもそもインコの卵は食べられるのか良くわかりませんでした。
そのコザクラインコさんは一年に2回くらい、春と秋に産卵をしていたと思います。
卵の色が白いのでケージを掃除するときに気づかないでケージ下を引っ張ってしまったら卵が割れてしまったこともありました。
コザクサインコさんの目の前で大事な卵を壊してしまった罪悪感……💧
そのようなこともあり、当時色々と本で調べた結果、擬似卵を購入することにしました。
擬似卵はとても便利!
卵を割ってしまったことの罪悪感ですぐに擬似卵を購入しました!
インターネットで購入したので、数日して届いたその日にケージに入れてあげると、少し疑いつつも?嬉しそうに温め始めました!
ほっと一安心…。
そして、無精卵だからと産んだ卵を取ってすぐに捨ててしまうとインコさんの心が傷つくということもありますが、個数合わせのために産みすぎてしまうという問題も出てきます。
産卵は体に大きな負担になるので意味の無い産卵をさせるのは避けたいところですね!!
そういう意味でも擬似卵はとても便利だと思います!
コザクラインコさんは数年間(三年位だったかな?)年に2回くらい無精卵を産卵するということを繰り返して、そのうちおばあさんになり、産卵はしなくなりました。
そして、13年間の人生を全うして天国に旅立ちました。
ベランダにプランターでお墓を作り、今はそこで眠っています!
セキセイインコさんが最近卵を産んだ!
そして今家にいるセキセイインコさんが、先に家にいたビセイインコさんと相性が良かったのか恋人同士になりました!
放鳥時間は愛の時間と言わんばかりに、吐き戻しや2羽でお散歩をしたり仲良くしていたのですが、突然、セキセイインコさんのケージに巨大な糞を見つけました!
普段のセキセイインコさんの小さくて扱いやすい掃除のしやすいコロコロしたそれとは全くタイプの違う巨大な糞…
これは絶対…そのうち卵を産むに違いないと思っていたのですが、数日後に予感が大当たりします!!
前回のコザクラインコさんと違うところは、やはりコザクラインコより卵が小さかったことと、大事に温めるという行動をしなかったことでした。
全部で4つ産みましたが何故か温めるということはなかったのです。
そして、また浮かんできた疑問……これって食べられるの?!
前回はなぜか怖くて食べられなかったけど、今回は中々無い機会なので勇気を出して食べてみました!
とうとうインコの卵を食べる!
ちょうどタイミング良くその日に産みたての卵が割れてもなく綺麗な状態で朝あったので、擬似卵と交換をして産んだ卵と数を合わせました。
そして、その日に産んだ卵を早速調理!!
勇気を出してフライパンに乗っけると…
シル◯ニアファミリーの世界に入った感覚になりました!
小さくて可愛い!
白身の部分は半透明な感じで白色が薄かったです。
良く火を通した方が良いと聞いたので、両面焼きをしました。
お腹が痛くなったり食中毒のリスクもあるので良く焼きました!
そして早速「いただきます!」……
恐る恐る…え?!美味しすぎる!!
白身が半透明だったので味が薄いのかなと思っていたのですが、むしろこんなに小さいのに味がしっかりしていて満足感がありました!!
普通の目玉焼きの味です!いつも食べている目玉焼きよりも美味しいかも…!
とても貴重な体験をさせていただきました!
あくまでも自己責任でお願いします!
ずっとずっと気になっていたこと!
1度はやってみたかったこと!叶えられて私は満足しています。
お腹が痛くなったとか体調が悪くなったとかはありませんでした。
ですが、本来はインコの卵は食用ではありませんし、その子の体調や持っている病気など、なにか問題があるかもしれません。
私は勝手に自己責任で食べました。
何かあったら病院に行く覚悟を決めて食べました!
これはあくまでも私の体験談です。
真似をすることは基本的にはおすすめしません。
私のようにどうしても食べてみたい方は、私と同じように病院に行く覚悟を決めて、どうなっても自分の責任という気持ちで食べてください。
そして、インコさんが悲しまないように、無意味な産卵をして体力を奪うことを避けるために疑似卵を忘れずに!!
さいごに
私の感想は素直に本当にとても美味しかったです!
ですが、また産んだら食べたいかと言われたら、もう食べなくても良いかなという感じです。
やはり自己責任ということもあり少し怖いということと、小さい目玉焼きを焼く手間や、やはり出てきてしまう罪悪感……
インコさんには擬似卵を渡し、インコさんには勿論絶対に食べている姿を見せないように…
色々と気を付けることも多く、罪悪感がどうしても出てきてしまうので、私は貴重な体験を1度出来たというだけで充分満足でした!