体の不調に早く気付いてあげるには?
鳥は病気を隠す動物と言われています。
ですが、毎日健康チェックをしたり観察をしていると、体調の変化があった時に、「何かいつもと違うような気がする!」と気づいてあげられることができると思います。
インコは体調が良くない時には何かしらのサインを出します。
このサインになるべく早く気づいてあげる事で、体調の悪さや病気を早く見つけてあげる事ができると思います。
そして、早めに保温をしてあげたり、エサを工夫してあげたりすることで回復できる可能性もあります。
ケージの隅に羽を膨らませてうずくまって辛そうな姿を見ている時間が長かったり、病院に通院をしたりするのは、飼い主さんやインコにとってとても大変な事だと思います。
お互いの為にも、早期発見を心がけましょう。
体調が良くない時のサインは?
羽を膨らませてじっとしている
羽を膨らませてじっとしているのは、寒いなどの温度管理の問題、怪我をしている、病気など、色々な理由があります。
羽を膨らませている原因を見つけてあげましょう。
糞の状態が良くない
糞は健康を観察する上でとても大事な情報源です。
多尿便、下痢便がある時は注意が必要です。
下痢便が続くと、インコのお尻周りの羽が常に汚れている状態になる事もあります。
そして、糞の色が普段と違って黒っぽかったり、鮮やかな緑色だったり、いつもと違う色をしているときも注意が必要です。
いつもより糞の数が少ない
糞の数を見ることで、どれだけエサを食べているのかを知ることができます。
いつもの大体の糞の数をチェックしておけば、今日はいつもより少ないな、いつもよりケージの底がキレイだな、など異変に気づいてあげる事ができます。
いつもより食欲が少ない場合は、好物のおやつや野菜を多めに入れる事で食い付きが良くなってくれる事もあります。
そして、保温をしてあげることで体調が回復する場合もあります。
それでも食欲が戻らない場合は、速めに病院に連れていきましょう。
目を閉じている
体調が良くない時や、痛みに耐えているときなどは、目を閉じている事があります。
羽を膨らませてじっとしていたり、食欲がなく糞の数がいつもより少ないなど、他のサインも同時に出ているときは、保温をしたり、病院に連れていく事も考えましょう。
いつもより元気がない
いつもは放鳥の時間になると喜んで出ていたのに、ケージから出たがらなくなったり、いつもより行動力が少なくじっとして動かない時は、いつもと様子が違うように感じます。
他にもサインを出していないか、注意深く見てみましょう。
吐いたあとがある
止まり木、エサ入れ、ケージの網などにエサが付いている場合は、吐いたあとかもしれません。
少し離れた所で観察をしてみると、首を左右に振って撒き散らすように吐いている行動をしていませんか?
そして、体調が悪くて吐いている場合は、おでこ、鼻、くちばしの周りが、自分の吐いたものが付いて汚れていると思います。
病気の可能性があるので、保温をしても良くならない場合は、速めに病院に連れていきましょう。
止まり木に止まっている時に片足を常にあげている
脚に怪我をして痛くてあげているのかもしれませんし、寒いのかもしれません。
インコは寝るときやリラックスをしているときにも片足をあげることがあり、判断が難しいかもしれませんが、怪我をしている時は常に脚をあげています。
止まり木に脚を下ろすと、痛みが強く出る事で下ろせないのかもしれません。
そして、人の指に乗せた時も止まり木の時と同じようにすぐに脚を上げます。
このしぐさで、普段の状態と違うことに気づくと思います。
元気なフリを見抜いてあげよう!
鳥は病気を隠す動物です!
体調が良くなくても、飼い主さんの前ではなるべく元気なフリをしたり、エサを食べるフリをしたりします。
ですが、インコは体調が良くない時は何かしらのサインを出します。
人が見に行ったときの様子だけにとらわれずに、人が離れたときの様子をチェックしたり、糞の数や状態をチェックしたりして、色々なサインに気づいてあげましょう。
まとめ
インコの体の不調を早めに気づいてあげるには、
- インコが出している色々なサインに早く気づいてあげる。
- 家で自分ができる事(保温など)をすぐにしてあげる。
- 体調が良くならない場合は速めに病院に連れて行く。
- インコの元気なフリを見抜いてあげる。
でした!
毎日の健康観察がとっても大事なんですね!