インコの発情過多!抑える対処法は? | インコやオウムの色々な事 + 川崎病 子供 blog

インコの発情過多!抑える対処法は?

インコの発情過多!抑える対処法は?

発情過多とは、巣引きをする訳ではないのに長い期間発情をしてしまって、体に負担がかかってしまう事を言います。

インコにとって発情をする時期がある事は自然な事です。

春と秋頃など、過ごしやすい季節の時期に発情行動が見られる位で、放っておいても自然に発情行動が収まるのであれば、そこまで心配する必要は無いと思います。

ですが、季節や気候に関係なく発情している事が多かったり、発情している期間が長い場合はには注意が必要です。

無意味な発情は、体に負担がかかってしまって弱ってしまったり、病気になったり、寿命を全うできずに短命になってしまう可能性があります。

メスの場合は無意味な産卵を繰り返すなどの発情過多になる事で、「卵秘(らんぴ)」、「卵管脱」、「卵管炎」、「卵巣腫瘍」などの生殖器疾患になる可能性が高くなりますし、体力を消耗する事で体が弱ってしまう可能性があります。

そして、卵と糞が出る場所は同じなので、ため糞をするようになったり、お腹の辺りがプヨプヨになったり、体の色々な場所に変化が起きてきて、負担やストレスが多くかかる事になります。

オスの場合は発情過多を繰り返す事で、過度な吐き戻しによって体力を消耗してしまったり、自分のお尻を止まり木やおもちゃ等の求愛対象に過度に擦り付ける事で、皮膚が出血してしまったり、「精巣腫瘍」になるリスクも高まります。

過度な発情は体に大きな負担を与え、結果的に恐ろしい病気になったり寿命を全うできなくなります。

なので、今すぐにでも止めさせてあげたいですね!

では、発情を抑制するにはどのような対策を取れば良いのでしょうか?

巣材になるようなものを与えないようにする

インコは、紙をちぎって巣材にするので巣材になるような紙を与えないようにしましょう。

ケージの下に敷いてある紙にも注意が必要です!

かじってしまう場合は、紙を敷かないようにするか、プラスチック素材などのかじれない物(下敷きなど)に変えましょう。

発情の原因になる物を突き止める

インコにとって発情対象は何かを突き止めましょう!

インコは同種類の異性の鳥が発情対象とは限りません!

同性の鳥、エサ入れ、おもちゃ、箱など好きになった物が発情対象になります!

発情対象がおもちゃであればケージの中からおもちゃを取りましょう。

鳥が発情対象なら、ケージの間に段ボールを挟んで相手が見えない状態にしたり、相手のケージを見えない位置まで離してみてください。

ケージの中の狭い隙間が気に入っているのなら、隙間ができないようにレイアウトを変えてみましょう。

日照時間を短くする

日照時間が長いと発情が誘発されやすくなります。

1日のうちで12時間以上は暗くする時間を作ってあげましょう。

カロリーの高い餌を控える

栄養価の高いエサを食べていると発情しやすくなります。

ひまわりの種、麻の実、カナリーシードなどの栄養価の高いエサはいつもの量より控えて、ヒエ、アワ、キビやペレット、青菜をメインであげましょう。

頻繁にケージの場所を変える

今の場所がとても快適で安心感がある場合は、少し落ち着かない環境にする事で発情を抑制できる可能性があります。

ストレスがある環境では安心して産卵はできませんので、あえて適度にストレスを与えるようにします。

ですが、過度なストレスにはならないように注意してください。

ケージ内の温度が快適すぎる場合は自然の温度に近づける

ポカポカ快適な温度が続くと、過ごしやすい気温から発情が誘発されやすくなります。

発情過多の場合は、ヒーターを切ったり、自然の空気に当ててみたり、快適すぎない程度に自然の温度に近づけてみてください。

過度なスキンシップやコミュニケーションを控える

発情対象が飼い主さんやその他の人であった場合は、発情を抑制するためにいつもよりスキンシップやコミュニケーションを控えるようにしましょう。

と言っても、昨日まで可愛がっていたのに突然無視するようでは極端ですし、可愛そうですよね!

普段の生活では可愛がりすぎていた可能性もあるので、インコの様子を見ながら普段より距離を置くようにしてみましょう。

まとめ

インコの発情過多の対処法は色々とありましたね!

対処法を色々とやってみたけれど発情が抑えられない、上手くいかない場合は、1度病院に相談をしてみるのが良いと思います!